ラバーゼ鉄揚げ鍋で
揚げもの上手になりましょう!

ガスコンロの上に、labase(ラバーゼ)の揚げ鍋がのっている写真

家で揚げものをする人が少なくなって外で買ってくるというお宅が多くなり、商店街やデパ地下などの揚げもの屋さんには行列、ですね。でもやっぱり揚げものは自宅で作って揚げたてが一番美味しい。それなのになぜ家で揚げなくなったのだろう?と考えていました。

揚げものは油はねが怖い、汚れる、うまく揚げられない、2度揚げや油の始末が面倒、と嫌なことだらけと思われています。

家では揚げたくない、でも揚げたてを食べたい!と実は皆思っています。

海外ではレストランでも家庭でも、かごがついたフライヤーがよく使われてい ます。揚げるのは確かに楽ですが、大量の油が必要、油の交換や掃除は気が遠くなるほど大変、揚げること自体は楽でも他の部分が楽でないと手が出ません。

油は古くなると体に悪いですから、いつも新しくなくてはいけませんし。

楽に揚げられてその上メンテナンスも楽、そんな揚げ鍋が欲しい。フライヤーで揚げる楽さも取り入れた揚げ鍋があったらいいな、と。

そこでこの問題を解決できる揚げ鍋を作ろう、と思い立ちました。

メンテナンスが楽な鍋で簡単に具材を上げ下げできるかごがついている、そして油はねを防げる、そんな鍋をイメージしました。

油ハネ防止ネット、揚げかご、鍋本体、そのどれもが大事なパーツで、使い勝手にとことんこだわりました。

油ハネ防止ネット

一番気になる油はねにはハネ防止ネットが味方です。このネットは細かいステンレスの黒色メッシュです。なぜ黒色なのでしょう?

この網ですと揚げている最中に中身がよく見えます。ステンレスの色のままでは光が反射して中がよく見えません。黒色の網ですとネットをかぶせたまま上から見えるので、揚げている最中は揚げ具合を見ているだけでOK。

labase(ラバーゼ)の鉄の揚げ鍋に専用の揚げざるを使って、カツを油の中から一旦取り出した写真
油ハネ防止ネットOFF
labase(ラバーゼ)の鉄の揚げ鍋に、専用の油はね防止ネットをして、カツを揚げている写真
油ハネ防止ネットON
中が良く見える!

「この揚げ鍋セットはシンプルな形なのに他に真似した物が出ませんよね?」と言われたことがあります。それもそのはず。

油はねがない、ということは火の回りの汚れも最小限に抑えられます。つまりコンロ周りのお掃除が楽ということ。そして揚げ鍋の外側も汚れにくい。フライパンに乗せて炒め物にも使うこともできますね。

この黒いメッシュの色、みなさん塗装だと思われるのですが、実は塗装ではないんです。ステンレスを黒に発色させているので、色は剥げません。

この黒のステンレス発色仕上げは特別に素晴らしいもので、色が褪せず反射やムラもありません。ステンレス加工で有名な燕三条でもこれができる職人さんがいるのはただ一人。錬金術のように謎めいた、他のどこも真似のできない特殊技術なのです。ラバーゼが素晴らしい職人さんに出会うことができたから生まれたメッシュです。心の底からありがたい、と思います。

「この揚げ鍋セットはシンプルな形なのに他に真似した物が出ませんよね?」と言われたことがあります。それもそのはず。

私が発案してから生産に至るまでを振り返ると、まるで奇跡的なプロダクト…と心にグッとくるものがあります。


揚げ物に慣れた方でも、タコやイカを揚げるのは油はねがすごくて怖い、という方はいますよね。

この場合は油ハネ防止ネットの上にキッチンペーパーを乗せると良いです。IHなら乗せるだけで大丈夫。ガスの場合は火が入らないように網の外側にペーパーがはみ出さないようにしてください。

ガスの場合は火加減にくれぐれも気をつけて!

私は揚げタコが好きでよく作りますが、油ハネ防止ネットを2枚重ね、間にキッチンペーパーを挟んで使っています。これ、オススメです。ただ、同サイズ2セットの揚げ鍋が必要です。2セットあるとたくさんの天ぷらやかき揚げも上手に楽にできます。ご家族の多い方にはオススメです。使い方は下記(註)をご覧ください。

揚げかご
donut ドーナツを揚げる
みんな大好き!ドーナツもよく作ります。

鍋に絶妙に沿った形、網目の大きさと形状にこだわりました。「これ、作るのは難しいんですよ」と渋るところを無理をいって作ってもらいました。おかげ様で本当に使いやすいです。


まずは鍋にかごをセットし油を入れて火にかけます。


さあ、揚げましょう。

かごを鍋の持ち手に乗せて、具材を片寄らないように入れ、油ハネ防止ネットを乗せて油の中へ。

labase(ラバーゼ)の揚げ鍋の揚げかごを取っ手に引っ掛けてカツを入れるところ
揚げかごを取っ手に引っ掛け、材料を入れる
labase(ラバーゼ)の揚げ鍋に油ハネ防止ネットをセットしているところ
油ハネ防止ネットをON
labase(ラバーゼ)の揚げ鍋の中に静かに揚げかごを油の中に沈めようとしているところ
静かに揚げかごを油の中に沈める

具材の表面が固まって色付いてくるまで具材を触らないで、あなたは見ているだけです。かき揚げ等のベタつく衣がついている場合は少し違いますので下記(註)をご覧ください。

labase(ラバーゼ)の揚げ鍋に油はね防止ネットをして、揚げているところ
あとは揚がる様子よく見て美味しそうに揚げましょう!

具材をひっくり返す時は、かごを引き上げて鍋の持ち手に乗せれば落ち着いてゆっくりと返せますし油も切れます。返している間に鍋の油が熱くなり一石二鳥です。具材を触らないので衣が剥がれることもありません。

衣が剥がれるのはひっくり返す時に鍋の中でうっかり触ってしまうからです。いじりすぎは衣がはがれる原因です。衣の付け方が悪い時も剥がれやすいです。 写真のナスの肉詰め揚げのようなものは油の中で中身が外れてしまうことがあります。

labase(ラバーゼ)の揚げ鍋を使って、茄子のはさみ揚げを調理しているところ

ナスの詰め物はきちんと入ったままで綺麗に揚げられるのも、この揚げかごが あればこそ。かごを引き上げて鍋の持ち手にのせたらナスをそっとひっくり返しましょう。落ち着いて楽に返せますよ。もう一度油に入れてさっと揚げれば大きなナスでもムラもなくおいしそうに揚がりますよ。

とんかつやメンチカツなど普通の鍋で揚げると、最初に下になった側の衣がつぶれて平らになってしまったり焦げたりで裏表ができてしまいますが、この揚げかごで揚げると上も下も衣が立ったまま、ボリューム感あふれて本当においしそうに揚がりますよ。油の中で泳いでいるように揚げられるからです。

とんかつは家で揚げるに限る、と思うことでしょう。家では食べざかり男子の食事によくとんかつを山ほど作ります。これにはたっぷりのキャベツのせん切りを添えます。

食べたいだけ食べてネ、と言えるのも家ならではですよね。それもこれもこのかご付きの揚げ鍋があるおかげです。ぜひお試しください。

均一に並べて
揚げかごで一気に
美味しく揚がりました!

それからみんなの好きなフライドポテトもこの揚げかごがあれば、どこで食べるより美味しくできます。ポテトは熱い油から空中に出したり入れたりすると表面がカリッとなるんです。

labase(ラバーゼ)の揚げ鍋の、揚げカゴの中に、こんがりと揚がったポテトを揚げているところ
揚げているポテトを時々、空中で返している
時々空中で返しつつ揚げるとカリッと仕上がります

こんな風に空中にポテトが舞って、その後すぐに熱い油に入れるのもこのかごがあれば簡単。アツアツに美味しい塩をぱらっとふって召し上がれ。ポテトは5分ほど塩茹でしてから揚げましょう。余計な澱粉が落ちて表面が カリカリに揚がります。お家で美味しいフライドポテト、みんな大好き、うれしいですよね。

※お手入れは洗剤をつけたスポンジで洗うだけ。揚げかごの網はワイヤーの交差部分がピッタリ溶接されています。だから汚れにくいのです。洗うのも簡単です。

揚げ鍋本体

鍋本体はフライパンと同じ素材ブルーテンパーで作られています。汚れがつきにくく扱いやすい鉄です。持ち手は上に向かって高めについています。この高さが大事なポイントです。高さがあることで、揚げかごを引き上げて乗せた時に空中にとどまらせることができるのです。つまりこれで油も切れるし途中で具材を返すのも楽。具材を入れる時も初めから均一に並べて油の中に入れるので、揚げ時間に差が出ず均一に揚げられ ます。この持ち手は上手に揚げるための、実は大事なパーツなのです。

2度揚げする時にもこの持ち手が役に立ちます。8割がた火の通った具材が入ったかごを引き上げて持ち手にのせておくと余熱が入り、その間に下の油が高温になります。そこでもう一度揚げたら面倒な2度揚げもラクラクです。最後に高温で揚げると油切れがよくなり、カラっとします。厚みのある肉や魚やフライドポテトの2度揚げ3度揚げが簡単にできますよ。そしてこの鍋の形ですと外側に汚れがつきにくくお手入れが簡単です。

この鍋はフライパンと同じ素材ですから、炒め物やきんぴらもとってもよくできます。揚げものだけではもったいない。深いフライパンとしても使ってくださいね。鉄ですからきちんとお手入れすれば孫子の代まで使えます。

お手入れ方法

お手入れは、たわしかスポンジに洗剤をつけて洗います。もし落ちにくい汚れがあればクレンザーやスチールウールでこすります。よくすすいだら火にかけて空焼きをし、水分がとんだら冷まして収納します。

鉄の鍋は鉄のフライパンと同じお手入れ方法です。

鉄の鍋は手洗い。ステンレスの揚げ網と油ハネガードは食洗機で洗えます。

(註)かき揚げなどベタつく衣がついているものは

揚げ鍋に揚げかごをセットし油を入れて熱します。油が適温に達したら具材を一つずつゆっくりと油に入れます。 一つずつゆっくりと、がコツ。ゆっくり入れれば、具材が下に沈むまでに表面に少し火が入るのでかごにはくっつきません。 もしくっついても少しすると浮き上がってきますし、浮き上がってこないものは箸でちょっとつつけば剥がれます。どうしてもうまくいかなければ揚げかごなしでお使いください。途中で上下を返して両面サクッと揚げましょう。

(註)揚げ鍋2個を使うと

沢山の天ぷらやかき揚げが上手に作れます。我が家では大晦日の年越しそばは家族揃って15人くらいでいただきます。家族が打った蕎麦とエビと三つ葉のかき揚げが定番です。食べざかり男子もいますから一人でいくつもかき揚げを食べます。まるで蕎麦屋さん、揚げ方は大忙しです。揚げたてを食べさせたいし、普段揚げないたくさんのかき揚げを家庭の鍋で作るのは難しい、そこで2つの鍋を使うことを思いつきました。

初めに一つ目の揚げ鍋(中温)で途中まで揚げ、もう片方の揚げ油(高音)を熱しておき2度揚げします。こうすると次々と鍋を変えていくのでからりと揚がり、油の汚れ方も少なく油の交換もだいぶ緩和されて、楽になりました。揚げるテンポ が早くなって気持ちよく仕事がはかどります。大家族の方にはオススメの方法です。これは天ぷら屋さんの仕事を見ていて思いついたことです。

(註)残った油を漉すには

ラバーゼ中ボウルに浅ざるを乗せ、その上に揚げかごを乗せます。揚げかごにキッチンペーパーを2〜3枚重ねて敷き、使った油を静かに濾します。

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