ラバーゼのおたま
計量カップいらず&ジョウゴいらず

ラバーゼのおたまシリーズ。
丸いおたまは大サイズと小サイズがあり、おおよそ100ccと50ccを計りながら使えます。
横おたまは細口の瓶に上手に液体を注ぐことができます。
この「おたま三兄弟」は、ラバーゼの真骨頂「ステンレス継ぎ目なしの一枚もの」という贅沢な作りで、美しさを生み出しています。絶妙な柄(持ち手)のカーブは”鍋からすくって器に注ぐ手の動き”に合わせていますので、使いやすいです。そして少し長めの柄にして、深鍋の中で埋もれないようにしました。スープ鍋の中から溺れたおたまを取り出すのは大変ですものね。

では、従来のおたまの役割「汁物をよそる」以外に、ラバーゼのおたまのこだわりは何でしょう?
今回はその賢い使い方を具体的にご紹介しますね。

小サイズ:50おたま/大サイズ:100おたま

お菓子作りの時は、材料を計量カップできっちり計ることが必須です。
でも普段の料理では、そんなに厳密でなく大まかに計ってスピーディに料理を進めたいものです。そんな時、計量カップを持ち出さなくても ラバーゼのおたまがあると気軽に汁物が測れるのでとても便利です。 因みに、有元は「50おたまで二杯、100おたまで一杯」と呼びながら調味料などを計ります。

麺つゆ

調味料の割合は「みりん1:醤油1:出汁4」

みりん”100おたまで1杯”を鍋に入れ煮切ったら、醤油”100おたまで1杯”と出汁2カップ(100おたまで4杯分)を加えて一煮立ちすれば3カップの麺つゆができます。
これを”50おたま”で作ればこの半分量の麺つゆができます。

この麺つゆは作っておくと重宝します。
夏の定番メニュー「素麺」にはもちろんのこと。
夏野菜(なす、いんげん、ししとう等)の素揚げをこの麺つゆにジュッと浸して・・・美味しいですよ。(先日のインスタライブ#2でもご紹介しましたね)

プリン

プリン型は大体100ml入るものが多いですから、”100おたまで一杯ずつ”注げばOK。
小さい型なら”50おたま”を使えばちょうど良いです。
これを計量カップでやるとひと手間もふた手間もかかります。

無花果の赤ワインにをちょこんと乗せて、軽くホイップした生クリームを添えて

※作り方の詳細は「RECIPE」ページにアップしますね。こちらから

日本米のリゾット《2〜3人分》

有元:「日本の美味しいお米で、リゾットを作りましょう。イタリア米と違うのは粘りを出さないように調理することです」
スタッフ:「リゾットを作りたい時はイタリア米をスーパーで買いに行くところから始まって、作っている間ずーっとかき混ぜてるのが大変なんですが・・・日本米で作るならいつでもできるし!作り方はどこが違うのでしょう?」

有元:「お米と同量の白ワイン、同量のスープを加えながら作りますよ。同じ作業を繰り返すので、100おたまを使うと便利です。そして混ぜすぎないことね。日本米は粘り気がありますから、そこがイタリア米と違うところよ」

■材料
・日本米:100おたま2杯(1カップ)・・・洗ってざるにあけて水気を切っておきます
・白ワイン:100おたま2杯(お米と同量と覚えてね!)
・コンソメスープ(市販のもの):3カップ(100おたま2杯✖︎3回分→1回の動作はお米と同量ですよ!)
・玉ねぎ:1/2個・・・みじん切り
・生椎茸:6〜8枚・・・石づきを切り落とし、傘は薄切りにし、軸は手で細くさきます
・バター:適量
・オリーブオイル:適量
・生クリーム:適量
・パルミジャーノ:適量

■作り方
1)鍋にオリーブオイルとバターを熱して、中火で玉ねぎを炒め透き通ってきたら、100おたま2杯の米を加え更に炒めます。
2)米が透き通ってきたら、100おたま2杯の白ワインを入れ、強火にしてアルコールを飛ばします。

3)100おたま2杯のコンソメスープを加え煮詰めます。時々木べらで様子をみます。
4)水分がなくなったら(木べらで鍋底をかいた時に道筋ができるのが目安)、再び100おたま2杯のコンソメスープを加えます。この時もやたらにかき混ぜません!米が焦げ付かないように気をつけながら、木べらで時々かいて鍋底の道ができるのを待ちます。


5)くつくつと煮詰めて、3回目のコンソメスープを入れたら、生椎茸も(軸を先に入れその上に傘部分を)加え、軽く混ぜ蓋をして弱火で10分。
6)さあ!仕上げです。蓋を取って・・・木べらで混ぜると鍋底に道ができてます!
生クリームを入れて混ぜ、パルミジャーノもかけて混ぜます。


7)お皿に盛りつけたら、仕上げにもう一度パルミジャーノをたっぷりかけてください。

有元:「リゾットはお皿に盛りつけた時、そのままの形が残っている硬さが美味しいの。だからイタリア人はリゾットをフォークで食べます。ダラダラと崩れるようにゆるいのは失敗ですよ。」
スタッフ:「美味しい!!!日本米のリゾット、椎茸が合います!お米1カップで3人分。お腹いっぱいになりますね!」
※リゾットは薄い塩味の方が食べやすいです。今回は市販のコンソメスープを使用したので、それに含まれる塩味とパルミジャーノの塩味だけでちょうどよかったです!

このくちばしのような形状が絶妙で、「ジョウゴいらず」と呼ばれることに

”横おたま”は細い瓶の口にもジョウゴがなくても注げる優れもの。
「ジョウゴいらず」と呼んでいます。
おたまの口先の形状を工夫したことで、細い口の瓶にジャムや液体を入れる時もジョウゴなしで大丈夫。
口のせまいカップに汁物を注ぐ時にも周りを汚さずきれいに注げます。

ラバーゼおたまの使い方、いかがでしたか?
機能的な道具を賢く使うと、料理の腕前が上がりますよ。

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