有元のスタジオに、チャーミングな道具が加わりました。
ステンレス製品の網じゃくしやおたま三兄弟と一緒に、毎日働いています。
試作を繰り返して開発に3年以上を費やした”究極のシリコンヘラ”です。
今日は有元編集長に「シリコンヘラの開発秘話」をインタビューしました。
スタッフ:今までも、ゴムベラはよく使ってましたか?
有元:料理する時に使わない時はない、と言うくらい使いますよ。
国内でも海外でもキッチン道具屋に行くと「どこかに良いゴムベラはないか」と必ず探して、めぼしいものは全て買って使ってみました。何しろ使ってみないと使い心地は分からないですから。でも100%良いと言うものには出会えませんでした。
料理をする方はお分かりと思うけれど、このサイズのシリコンヘラはとにかく毎日のように”鍋から煮汁やタレをすくいとったり、生クリームを綺麗に混ぜたりとったり、和えものを混ぜたり和え衣をきれいにぬぐったり”と それはもうなくてはならない道具なんです。
だからベストなものを自分で作ろうと思ったのです。
スタッフ:使いやすい理想の形はどのように決めたのですか?
有元:シリコン部分のシナリ具合です。これは柔らかくても硬くてもNG。
ちょうど良いシナリ具合を求めて色々な硬さのサンプルをしばらく試し使いして最終的に決めたのがこの硬さです。
スタッフ:本当に色々なサンプルを試用しましたよね。それで3年以上も費やしました。ラバーゼの開発らしいです。
有元:大事なのは大きなカーブ、絶妙なカーブはボウルや器にピッタリ添うので、料理したものを取り終わった後の気持ちのいい事!ぜひ体験してくださいね。
使っていて丁度いいサイズにしました。大きすぎ小さすぎどちらもストレスになりますよね。これはボウルやフライパンなどの道具にも、手にもちょうどいいサイズです。
角の90度、角に入り込んだたれやみじん切りの野菜など気持ちよく取れる角度です。
90度の角がピッタリ添う だから取り残しなし!
スタッフ:何度も試作をする間、注視した点は?
有元:今までストレスに感じていたヘラのシナリ具合をよく観察して、どのくらいの厚みや滑らかさにしたら使いやすいかを考えました。
サンプルを使って「もう少し固く、もう少し柔らかく」と細かく注文を出しました。この使いやすさは頭で考えた数字ではなく手が教えてくれるんです。
使う人でないとわからない感覚ですね。
スタッフ:製図上では生まれない「手の感覚」ですね。それをメーカーさんと職人さんが根気よく実現してくれたのですね。
絶妙なカーブ 先端の薄さ
有元:「手が喜ぶ」とでもいう感覚をこのヘラで味わえます。
自分で言うのもおかしいですが、ストレスの無さは天下一品です。
スタッフ:今までのゴムベラと違うところは?
有元:清潔を保てる、ということ。
柄から抜いてシリコン部分を外せますので、よく洗って乾かしてからまた使ってください。乾いたら、シリコンと柄の三角印を合わせればきちんとつきます。
シリコン部分を外せます 使ったら洗いましょう ひっくり返した角ざるの上で乾かす
スタッフ:取り外して洗えるのは画期的です!
有元:きれいに保てることは台所仕事にとっても大事なことです。
スタッフ:シリコンヘラはどんな調理に使いますか?
有元:”混ぜて取り出す・焼き汁や煮汁・タレをキレイとる”
混ぜると言う動作はほとんどの料理にある動作です。全部上げたらキリがないくらいほとんどの調理シーンで使います。
だからこそ良いシリコンヘラが欲しかったのです。
スタッフ:先日スタジオでポテトサラダを作った時、シリコンヘラを実際に使って体験しました。ボウルにピッタリつくので混ぜやすく、ボウルの内側の添うようにしなるので、ポテトサラダをボウルに残さず盛れました。「使ってて気持ち良い」を実感しました。この写真をご覧になれば、その使い勝手の良さが一目瞭然ですね。
ボウルに材料を入れて シリコンヘラで混ぜて 器に盛って こんなにキレイに取れます
スタッフ:シリコンヘラは耐熱200度・耐冷−20度ですから、炒め物からお菓子作りまで万能選手ですよね。10月の発売前にぜひ、シリコンヘラを使った料理をインスタライブでやりましょう!
有元:(ニコニコ)どんなお料理にしましょうか。。。。
スタッフ:皆様、お楽しみに!