私の朝はテラスのプランターから
家にいる時間が多くなったこともあり、我が家でもテラスのサラダ野菜がずいぶん増えました。テラスで野菜の苗を植えている知人たちも皆例外なく増えた!と言っています。
クレソン、セロリ、パセリ、コリアンダー、ルコラ、フェンネル、セルフィーユ、せり(食べた後の根を植えておいたもの)、サンチュ等々。
先の細いハサミを使うと気持ちよく切れます。チョキチョキと食べたいものを切り取ることから、朝食の準備が始まります。
たっぷりの水の中に泳がせて泥やホコリ、枯れ葉を取り除きます。
大きな清潔なクロスを広げ、きれいにした野菜を一つずつ少し間隔を空けて並べます。
この作業が絵を描いているようで楽しく、冒頭の写真はまるで植物の見本帖のようで目にも美しいです。植物の可愛らしい姿を見たくて、プランター野菜の水切りはずっとこのやり方です。
端からゆったりとくるくる巻いて水気を優しく取ります。冷やしたい時は布巾に包んだまま冷蔵庫にしばらく入れます。
布巾に包んで水切りするのはアリス・ウォーターさんの方法です。
この大きな布巾はイギリスのアンティーク屋で見つけた100年前のリネンです。その時代は家名のイニシャルをそれぞれのリネンに刺繍していたのです。布巾1枚からその頃の日々の台所を巡る丁寧な暮らしがかいま見えてきますね。
朝食はサラダが定番です
野菜をボウルに移してオリーヴオイルだけであえて器に盛り、塩、レモンなどは食べる時にかけます。きょうはレモンではなく実家の庭の柚子と、秋山郷の蜂蜜をあわせたものをかけました。キウイフルーツも加えてグリーン on グリーンで目にも鮮やかな緑を楽しみます。
これにはサワードウのパンが合う
こういうシンプルなサラダには、KITCHEN TALKの中の以前の記事 『サワードウを飼いはじめました』 の粉と水と塩だけで作るパンが良く合っておいしい。
私もブログ記事の通りに作ってみました。作り始めて5日目に美味しいパンにありつけました。一度作ればずっと楽しめるサワードウ、とってもいいです。粉と水だけでどんどん増える天然の酵母の力に圧倒されます。目に見えていないところにこんな世界が広がっているのですね!
私たちの目はこの世のほんの一部しか見えていないことがよくわかります。ちょっと飛躍しすぎかもしれませんが、宇宙の中の分かっている物質はたった5%もないくらいで、あとは暗黒物質や暗黒エネルギーなのですから全くわかっていないのと同然なんですよね!
小泉武夫先生にお目にかかった時、「どんなにきれいに化粧した顔でも菌の世界で見ると菌だらけでどこに目鼻があるかわかりゃしないんだ」と話されたことも思い出しました。
なるほど実はこの世は見えていないものだらけなのだ、とサワードウの種を起こすことで実感した今日このごろです。
おうち時間を楽しむ
テラスガーデンやサワードウは、たっぷりあるおうち時間を楽しむのに格好の遊び道具です。
そしてこの“おうち時間”は考える時間もたっぷり私達に与えてくれますね。