神社と骨董市と幼き思い出

一言主神社の骨董市の様子

20年続く骨董市へ

私の故郷がある茨城県・水海道市(みつかいどう)市。
※現在の常総市

戦国時代には水皆道と書き、鬼怒川の河港として発達し「水の街道(海道)」に由来すると言われている、その場所に、〝たった一言の願い事であっても聞き入れてもらえる”とされる「一言主神社(ひとことぬしじんじゃ)という神社がある。

その神社の境内で毎月第三日曜日に開かれている『骨董市』。

なんと平成14年からスタートして、かれこれ20年近く開催している知る人ぞ知る骨董市だとか。

“昔、片方の靴を失くしたら「ボロ市」へ行けば見つかる、なんて言われていたのよ。”
と母の友人が笑って話していたことを思い出した。
特に片方の靴を探しているわけではないが、どんなものがあるのかと散歩がてら出かけてみた。

境内に入る前から商品が並びなんだかワクワクする骨董市の様子

宝探しのようなワクワクが待っている

昔、祖母がつけていたようなブローチや指輪やネックレス。食器や花瓶。薬を扱う商売をやっていたのだろうと連想させる薬品の瓶や、お医者さんカバンなどもあり面白い。

幼少期のドキドキした思い出

古いボンボン時計を見つけた時には、すっかり忘れていた幼い頃の記憶が蘇ってきた。

どんな思い出かと言うと…

今は亡き祖父母の家のリビングあった「ねじまき式のボンボン時計」。
普段はチクタクチクタクと軽快なリズムで動いているのに、止まりそうになるとチークタークとゆっくりになるのである。
それに合わせて、時間毎に鳴る時報もボーンボーンから、ボォーヨーンと間伸びしたような感じの音になり、なんとも間抜けな音で笑ってしまう。
そうするとそろそろネジを撒く合図。壁から外してネジを撒くのも楽しい作業だ。撒いた直後は少し早く軽快な音で動きはじめる。その様がとても面白くて、とにかくよく眺めていた。

なのに、どうして。

夜になると一変。
その音が突然、恐怖に変わるのだ。

泣く子も黙る丑三つ時。となりの布団では、ぐっすりと寝ている姉たち。そんな時間になぜか1人、目が覚めてしまう私。
静かな夜に響き渡る(ように聴こえていた)振り子の音、そして絶妙のタイミングで鳴り出すボーンボーンという時報…
早く寝なくては…と思えば思うほど寝られず時計の音がだけが、やけに大きく聞こえる気がして、なんだか夜の静けさが怖くて怖くて布団をかぶってやり過ごしていたっけ。


夜の闇とか、犬とか、あの時は怖かったものが沢山あったなぁ、とか、しばし骨董市のボンボン時計を眺めてそんな事を思い出していた。

恐るべし骨董市!

幼い頃の記憶を思い出したぼんぼん時計

値段交渉も楽しみたい!

手作りの籠を販売しているお店もあった。かなり古いもののようだが、とてもしっかりとしていて、まだまだ使えそうなものばかり。本当にいいものは、何十年経ってもこうして使えるのもだと実感。長い年月を経て、現在に存在している品々が並び、ただ見ているだけでも十分に楽しいが、欲しいものを見つけたら思い切って店主さんとの値段交渉をしてみるのも、ドキドキするが楽しみの一つ。
残念ながら、店主さんと話し込んでしまい写真を撮るのを忘れてしまった。またいつか会えるのを楽しみにしよう。

そうして購入した品が、また後世に残り、誰かに継承されて行くのかもしれない。

la base(ラバーゼ)もきっと、そうなっていくだろう。

一言主神社骨董市の詳細

開催日:開催するかはホームページで要確認・原則 毎月 第3日曜日
時 間:7:00〜16:00
入場料:無料
開催場所:一言主神社境内(茨城県常総市)

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