ザルとボウルの関係
la baseのザルとボウルを重ねると、絶妙な重ね具合になっています。
ぴったりついていない、というところがミソ。
なぜならピッタリついたら、ざるがとれにくいからです。
ちょっと離れたほうが心地いい、そんな関係。
急いでいるのにザルがボウルからなかなか離れなかったらイライラしますよね。ザルの縁がボウルの縁とわずかに離れていることで、何も考えなくてもさっさとザルを外せます。
いつも料理をしていない人が設計すると、ここをピッタリとつけてしまうのです。設計図的にきれいですから。
ボウルとザルはピッタリついてはいけない、というのは私の手が考えたこと。
仲が良すぎるボウルとザルでは仕事はしにくい、というわけです。
某プロダクトデザイナーがこのことにしきりに感心していました。
理由などわからなくても、「使ったら使いやすい」ことが大切。
使ったらわかる、これがla baseの良さなのです。