「退化する」私のキッチン

キッチンに鉄瓶、鉄の羽釡がある

我が家では少し懐かしい調理道具が毎日使われています。

すり鉢とすりこぎ、鰹節削り、鉄瓶、鉄の羽釡、砥石や鋳物のガスコンロな どなど。どれも我が家には欠かせない大切な調理道具です。 ぬか床も一昔前にはどの家にもあったもの。それが今ではぬか床の本やら 教室やら、自分でもやっていて少し前なら誰もが当たり前にやっていたことなのに、と思うことがしばしばあります。

鉄瓶や羽釡は鉄だから磁石にくっつく。だからIHで使えます。IHでステンレス 薬缶で沸かしたお湯より鉄瓶で沸かしたお湯はよほど美味しいし、見た目も 素敵。図体が大きくデザインもあまりよろしくない炊飯器より羽釡が素敵、と思います。炊き時間もぐっと短縮、炊き上がりはシャキッとした小気味好い炊き加減です。

一昔前のものと現代の熱源IHがうまくマッチしています。 楽ちんで便利な進化したキッチンよりちょっとだけ退化したキッチンの方が おいしくできるし、料理が楽しいと私は思います。

(鉄瓶は岩手のもの、羽釡は釡浅商店のもの。 )

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